GoAngel FAQ(よくある質問と回答)

GoAngelは、どのような会社も利用できるのでしょうか?

法律では、株式投資型クラウドファンディング業者は、株式を発行する会社の財務状況、事業計画の妥当性や資金使途等を審査し、適当と認めた発行会社のみを取り扱うこととされています。 したがって、GoAngelの利用を希望される発行会社は、DANベンチャーキャピタルの企業審査を通過する必要があります。

GoAngelでは、募集できる資金調達額に上限金額はありますか?

GoAngelでは、金融商品取引法に定める「第一種少額電子募集取扱業務」として募集が行われます。

ここでいう「少額」とは、年間1億円未満の募集であり、かつ投資者一人当たりの投資金額が50万円以下であることとされています。

またDANベンチャーキャピタルでは、GoAngelにおける募集の最低資金調達額を5百万円としています。

GoAngelでの資金調達のために、どのくらいのコストが必要ですか?

GoAngelを運営するDANベンチャーキャピタルでは、募集取扱手数料を投資者が負担する仕組みです。

例えば2,000万円の増資を1株10万円(発行価格)で200株発行するとしましょう。募集手数料率を10%とすると、投資者がDANベンチャーキャピタルに払い込む金額は1株あたり11万円(募集価格)となり、このうち10万円が会社に入金されることになります。 総額では2,000万円の増資の外枠で200万円の手数料がDANベンチャーキャピタルに支払われ、会社が負担するコスト(損益計算書上の費用)はありません。

一方、会社が負担するコストとしては、開示する事業計画やIR情報等の作成に関するコストがあります。IR動画の制作も必要となります

公認会計士や税理士に支払う株価算定費用や、DANベンチャーキャピタルが求める「中小企業の会計に関する基本要領の適用に関するチェックリスト」の確認業務報酬などがあります。

これらについては個々の企業の状況や委託する業務の範囲によって異なりますが、概ね50万円~200万円の範囲内と考えられます。

その他、資金調達後に株主名簿管理事務を外部に委託する場合にはその費用が発生します。(DANベンチャーキャピタルでは、株主200名以下の場合で、月5万円、株主総会時に30万にて受託しています。)

当社は前期決算が赤字で、債務超過となっていますが、GoAngelでの募集は可能ですか?

GoAngelにおいては、財務内容の審査において赤字であることや債務超過であることをもって募集取扱を不可とするものではありません。

一方、赤字であることや債務超過であることは投資者にとってリスクであることからリスク情報として開示を求めるとともに、今後、赤字が継続し、債務超過が拡大する等の状況が審査過程で明らかになった等の場合は取扱ができない場合があります。

当社は前期に創業し、前期の決算の売上はゼロです。当期に入って売上が上がる予定ですが、GoAngelで株式の募集は可能でしょうか?

GoAngelでは、日本証券業協会より発行会社の事業の実在性についての審査が求められています。

売上がゼロであるからといって事業の実在性が審査できないわけではありませんが、GoAngelでは、原則として直前期の決算において売上高が計上されていることについて、事業の実在性の要件としています。当期において売上が上がるのであれば、その売上を計上した決算後にGoAngelで株式を募集することができます。

当社は創業したばかりで、まだ決算を迎えていませんが、GoAngelで資金調達はできますか?

GoAngelでは、日本証券業協会より発行会社の財務内容についての審査が求められています。

決算期を迎えていない会社について財務内容の審査ができないわけではありませんが、GoAngelでは、少なくとも直前1期の決算について、税理士が「中小企業の会計に関する基本要領の適用に関するチェックリスト」を提出いただくこととしております。

したがって、確定決算を行っていただいた上で、GoAngelでの募集取扱をさせていただくことが必要です。なお、第1期の決算の期間については特段の制約はありません。(例えば3か月の決算であっても可能です。)

GoAngelでは、証券会社のように募集のための営業活動をして頂けるのでしょうか?

株式投資型クラウドファンディング業者は、そのウェブサイトを閲覧させたり、電子メールを送信する方法によってのみ、投資勧誘が認められています。残念ながら、電話や訪問による投資勧誘は、法律で禁止されています。

DANベンチャーキャピタルでは、弊社のデータベースに会員登録されている投資家へご案内を電子メールで行います。

なお、弊社のような業者の訪問や面談による勧誘は禁止されていますが、発行会社の関係者の方々が、友人やお知り合いの方々にGoAngel を紹介するのは問題ありません。

GoAngelの投資家はどのような方々が想定されますか?

GoAngelは、公募増資ですので、誰でも会員登録できれば投資参加が可能です。(ただし、DANベンチャーキャピタルの取引開始審査基準に適合する必要があります。)

なおGoAngelでは、「拡大縁故募集」をコンセプトとして株主の募集を行っています。したがって、参加する投資家の多くは、企業に対して共感や支援の気持ちをもった身近な応援団と言ってよいでしょう。

一般の証券市場で株式投資を行っている個人投資家は参加しないのですか?

一般の証券市場で株式投資を行っている個人投資家の方も投資にご参加いただくことはできます。

ただし、証券市場のように売買できる場がありませんので、非上場の中小企業・ベンチャー企業に関心を持つ投資家は限られます。

日本証券業協会の規則には、「金銭的利益の追求よりも発行者に対する共感または支援を旨とすべき」ことが示されているように、真に発行会社の事業に共感した投資家であれば投資参加することもあると思われます。

GoAngelで増資した結果、外部株主が増えると、創業者のシェアが落ちて、経営の安定性が失われませんか?

GoAngelで株式の募集を行うに当たっては、合理的な株式の価値評価を行うことを前提としております。またその金額については創業経営者に合意をいただくこととなっています。

例えば、創業者が株式の100%を保有している会社で、設立時の出資額が1千万円。1株あたり1,000円で発行済み 株式数が1万株の会社を想定しましょう。GoAngelで、仮に1株1,000円の株価で2,000万円を募集すると、新たに発行する株式は2万株。創業者のシェアは33%に低下してしまいます。

ところが、株価が1,000円ではなく、10,000円として2,000万円の募集を行えば、新たに発行する株式数は2,000株で、10,000株を保有する創業者は83%を維持できることになります。

非上場会社の株式の評価方法には様々な方法がありますが、会社の発展性を事業計画で評価するGoAngelでは、将来、会社が得るであろう利益やキャッシュフローを基礎に企業価値を評価します。

株価10,000円の場合の株主価値(時価総額=株式の100%を買った場合の金額)は、10,000円×10,000株で1億円です。単純な計算では、毎年1,000万円のキャッシュフローをあげる力のある会社は10年間継続できれば1億円の価値となるという計算が可能です。

このような株価算定と資本政策を創業者と協議した上で募集条件を決定しますので、いたずらに経営者のシェアが下がる心配はありません。

なお、GoAngelでは必要に応じて、議決権を制限した株式を種類株式として発行することも可能です。種類株式を利用するか否かも資本政策の中で検討していきます。

「拡大縁故募集」について詳しく教えてください。

米国ではFamily and Friends Financeなどと呼ばれることがありますが、発行会社の関係者や知り合いを対象に募集することを「縁故募集」と言います。拡大縁故募集は縁故募集の概念を拡大し、これまでご縁のあった方々を対象に幅広くファンとしての株主を募る方法です。上場株に投資をしない人でも、自分の子供や親友から出資を求められれば、金額によっては考える方は多いでしょう。その投資の意思決定は金銭的なリターンの期待や損失リスクというよりも、人間の関係性の近さであることは、理解できます。非上場の中小企業の株式募集にあたっては、金銭的な利益を追求する投資家よりも、関係性の近い方を対象に募集を行った方がはるかに確実に、しかも暖かい心ある資金を集めることができるのです。

GoAngelでは、登録企業の募集力審査を行っています。それは企業のネットワークの広さであり、広ければ広いほど、資金調達可能額は大きくなります。

なお、日本には米国のように起業家育成を担う真のエンジェルは少ないと言われていますが、そのようなエンジェルを日本に育てることも当社の願いです。やがては多くのエンジェルがGoAngelを通じて株主として参加いただき、新たなご縁が拡がることに、拡大縁故募集の意味を発展させていきたい考えです。

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